生活の質

Quality Of Life。生活の質。
生活の質を上げるという観点でいろいろと考えてみたい。生活の質を上げたい。ただただご飯を食べて寝るだけのために働きたくない。歴史にひっかき傷を残すという目標もいいけど、毎日を楽しく生きていきたい。そのための指標として、生活の質という概念がある。では、どうすれば生活の質を上げることができるのか、どうなると質が下がってしまうのか、一歩引いたところから考えてみる必要がある。


行動を妨げる要因を排除する
まず、家の床の被覆面積が大きければ大きいほど、生活の質が下がっている。要するに、床に物がたくさん置いていると行動しにくくなる。家のいるときの生活の質とは、「何かしたいと思ったときに、すぐ行動できる状態」で表せると思う。物が見当たらない時点で、行動に支障をきたす。また、何かしようと思ったときに、したくもないタスクが山積みになっていると行動できなくなる。単純に掃除をしようと思っても、超過分だけ片づけても意味がない。どんな状態になっているのが理想で、そのために何をしなければならないのか。順序立てて考えれば、計画通りに行動することができる。

したいことを見つける
前提として、「何かしたいこと」っていうのがない場合もある。経験しないとその良さがわからない。でも、経験するまではそんな良さは実感できない。実感できないものは想像できない。想像できないと、「したいこと」として浮かんでこない。フットワークが軽い人とか想像力があると人とか、感受性の高い人だったら「したいこと」っていうのが浮かんでくるのかもしれないけど、普通に生きているだけではしたいことっていうのが浮かんでこない。ここが生活の質を下げている要因の一つだと思う。
いろんな考え方、いろんな側面があって、自分はどんな考え方をベースにしているのか、目安があると良い。「いまを楽しむ」というのは、何年も前から座右の銘にしている。でも、どうすれば「いまを楽しむ」ことができるのかわからない。好きなことをする、と定義づけても、その「好きなこと」が何を指すのかわかっていないからだ。「お金をかけないこと」をベースに考えたら無料アプリや無料ニュースを購読するかもしれないし、「時間をかけないこと」をベースに考えたら有料アプリや有料コンテンツを利用するのかもしれない。お金をかければ楽しめるとは限らないけど、期待値は高くなる。他人の評価を参考に、「楽しそうなこと」を見つけるのもありかもしれない。
人と会話することによって、濃度の高い情報と感情を交換することができる。それは新たな考えを生み出したり、笑いを生み出したりする。でも自意識が高いので、人と話をするのが苦手だ。話したいことがなければ、聞きたいこともない。こういう壁があることが、生活の質を下げる要因になっているのかもしれない。「とりあえずやってみる」というのは、許容できるリスクの範囲内であれば強力な手段だと思う。やったことないけど、1800円で試せるなら試してもいいかもしれない。
リスクを認識する、リスクを把握する、リスクを想定することができれば、行動を阻害する要因を認識することができて、対策や対案を考えることができる。そもそも、考えること自体が余計な不安を想像させて行動を阻害しているのかもしれない。ちょっとまとめてみよう。

■行動指針
・無料ベース(安かったら、つまらなくても構わない。)
・有料ベース(高いんだったら、おそらく楽しいだろう(期待値が高い=わくわくする)。)
・時間短縮ベース(短時間で済む方法を採用しよう。それには価値がある。)
・とりあえずやってみる(経験からしか学べない。経験することを優先しよう。リスクは保有する)

何がしたいのかわからないときは、その時々で既存の考え方にすがればいい。考え方という指令に基づいて行動すれば、何も考えずに行動することができる。することがわかっていれば、あとは動くだけ。そんな状態にすれば「何をしたいのか」を作り出すことができる。