面白い本を探す能力の養い方

面白い本を探す能力を養うにはどうすればいいだろうか。方法さえ知っていれば、自然に面白い本ばかり読めるようになる。この発想はとても大切なので、テーマを借りることにする。
まずは、まとめサイトの内容の要点を抽出することにしよう。

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面白い本よりも、面白い本を探す能力を養う方法を教えてくれ とか
http://lifehack2ch.livedoor.biz/archives/51420689.html

問い:面白い本ではなく、面白い本を探す能力を養う方法は何か?
備考:Amazonのレビューに振り回されるのが嫌

回答1:好きな作家の旧作を読む
回答2:海外なら信頼できる訳者を見つける。(訳者経由で別の本を探す)
回答3:直観。本の中身を数秒見て数万円単位で購入する。半年〜1年くらいでハズレを買う確率が減る。

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私はどんな方法で本を探しているのか?
私が面白そうな本を探すときには、主に以下の方法を取っている。
・海外の本なら、面白かった本の訳者の別の本を探す。
・面白かった本の著者の別の本を探す。
・面白かった本の参考文献経由を探す。
Amazonの評価の4〜5の本を探す。
・同じテーマの本を一気にちら見して、読みやすい物を探す。
・ブログで紹介されている本を探す。
・つまらなかったらすぐ本を閉じる。


方法論の検討
良書は読みすぎることはない。悪書は読まなささすぎることはない。
評価をするのは難しいけど、基本的に頭に入らない文章を無理に読もうとしないこと。
過去に面白いと思った本でも、感じ方が変わってしまうと面白くなくなっているかもしれない。無理に、
面白いはずだと思って読まないこと。


上記の記事のコメントに「自分の好みを理解すること」と書かれていたけど、まさにその通りだと思う。
では、どうすれば自分の好みを理解することができるのか。
可能なら、読んだ本に対して、「どこが面白かったのか」、「どこがつまらなかったのか」を書くこと。
自分が何に対して面白いと感じているのかさえ理解できれば、似たような物を探せば良いだけ。簡単なようで難しいけど。


Amazonのレビューで振り回されるのは嫌について考える。
評価基準を自分の中に持っていないのであれば、他人の評価基準を借りるのは良い方法である。
評価件数が少ないならハズレを引きやすいけど、レビュー者が100人以上いて、評価5ならそこまでハズレは引かないと思う。


著者、訳者、参考文献、ブログの掲載、実際に見て評価する、アマゾンのレビューを見る、などなど。
他人に頼るか自分で評価するか、という問題になる。
他人に頼る場合なら、上記に記載した通り、精度の高い人に頼れば面白い本を引きやすい。
自分で評価するなら、自分なりの評価基準を作るしかない。


自分なりの評価基準(適当)
・出版された年が古い
・パラパラ読んで意味が理解できる
・一人で本を書いている
・翻訳された本


面白い本を探す能力の養うにはどうすればいいのか?よくよく考えて見ると、「面白い本を探す」には、以下の手順を踏まないといけない。
1.本に出会う。(本の数)
2.本を評価する。(自分・他人)
3.本を読む。(結果)

1.本に出会う
⇒本屋に行く。図書館に行く。ブログで紹介されている本を探す。著者・訳者・参考文献経由で探す。

2.本を評価する
⇒ブログで紹介されている本を探す。アマゾンの評価を参考にする。パラパラ読んで面白そうな物を探す。評価基準を増やしていく(カンを養う)。

3.本を読む
⇒本を読まないと面白いかどうか最終的にはわからない。とりあえず読む。

まとめ
理想は、他人の書評を参考にしつつ、自分なりの基準を固めていくこと。
何人かブレインを確保していると、面白い本を探すアンテナが広がる。
基準がはっきりしていると、他人に勧める時に説明しやすいし、他の人からも勧めてもらいやすくなる。
後は経験を積んでいけば、面白い本を見つけやすくなる。